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ご由緒について
当神明宮は聖武天皇の天平9年(737年)9月29日按察使兼鎮守府将軍参議従三位大野東人朝臣が創建いたしました。その折り伊勢内宮の中臣乙麿という人から秘蔵の銀鑰(銀の鍵)を授けられました。東人朝臣は、この銀の鑰を旗竿の先につけて進軍したところ何処での戦でも勝利をおさめ目的を達成して、この東北に平和を招来することができました。その神恩に感謝してこの銀鑰を祀って神社を創建されたのが當印鑰神明宮であります。これ以来この地方の鎮守の神として尊崇されてきました。そしてこの地を印鑰村と稱し後に印役村と書くようになったのであります。當神明宮附近から土師器・須恵器更に蕨手刀等も出土し、学会ではいづれも同時代のものと認められております。後に山形城主最上義光は古禮を修めて印鑰祭を復興黒印を下附いたしました。それが慶安元年(1648)になって江戸幕府から35万石の御朱印を賜りその後安永9年8月1日より創建壹千年祭りを齊行、7日間も盛大に舞楽興行をいたしました。
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